なぜ、大人は恥ずかしがる?

すごく印象に残っていることがある。
今から2年程前、岡山でかめおかゆみこさんという人の
ワークショップに参加したときの話である。
そのワークショップでは、2時間ものあいだ、ひたすら
からだほぐし体操なるものをやった。
それは飛んだりはねたり、声をだしたり、
ちょっと自分の殻を破ってみようよ、みたいな体操だった。
参加者は小学生くらいの子どもから、
50歳位のおじちゃんおばちゃんまでくらい。
印象に残ったというのは、
子どもたちは本当に楽しそうにやっているのだが、
大人たちはほぼ例外なく、すこしあるいはものすごく
恥ずかしそうにやっていたということである。
かく言う私も恥ずかしかった。
そういうと、
なんだ、当たり前じゃないか。とおっしゃられるかもしれない。
そう、当たり前かもしれない。
しかしその時私は確かに違和感を感じたのだ。
なぜ、大人は恥ずかしがる?
人生経験の長い分だけ、自分の心を解放したり、
楽しんだりする技術が子どもよりも長けていてもいいじゃないか。
そう思ったのである。
そんな風になりたいな。
「楽しむ心を失うことが、大人になるということならば、
俺は誓う。決して大人なんかに飲み込まれたりしない。」
尾崎豊調でしめてみました。