テストってなんのため?

テストは100点を取るためにある。
全員一斉に全く同じ問題を配って全員一斉に問題を解かせ、回収後、全員に点数をつけて返す。完全に暴力だな、こりゃ。点数悪い子の立場ないじゃん。誰がかれを救ってあげるの? 先生がそのあとその子をしっかりフォローするっていうなら、まだ救いがあるけど、どうせやりっぱなしでしょ。テストの意義はなんなの? 優劣を明確にすると何かいいことでもあるの?
特に小学生にとっては、テストは有害以外の何者でもない。勉強が嫌いになるだけだ。本来、勉強って、めちゃくちゃ楽しいものなのに。テストが、以前の自分より進歩していると実感できるものなら、有益かもしれない。そういうのだったらどんどんやってくれ。でも今のテストは、その意図がどうあれ、子どもにとって、みんなに比べて僕はこの程度の位置にいるんだな、と確認するためだけのものに過ぎない。
そんなにテストをしたいのなら、みんなで教えあって回答できるようにすりゃいい。みんなで力をあわせて問題に取り組む。例えばクラスをグループABCDに分けて、4チームそれぞれでみんなが協力し合って回答を作り出す。出来る子がヒーロー的存在になるだろうけど、それもまた良しだ。こっちのほうがずっといいんじゃないかな。で、冒頭で述べたように、みんなで100点取ればいいじゃん。そのほうがずっと楽しい。
小・中学生のうちは、こんなスタイルがいいと思う。中学は難しいかな。
でも、ほんと今のようなテストは、高校以上だけでいいよ。小さな子どもには有害だ。