岡村靖幸

私が好きな歌手(シンガー? ミュージシャン? アーティスト? なんかしっくりくる言葉はないものか)の筆頭は、多分尾崎豊岡村靖幸である。(私は残念ながら音楽に深入りしたことがなく、人に薦められたレコード・CDをもっぱら聴くのみであった。雑誌を買って、調べて、いろいろ開拓していくという精神もほとんど持ち合わせていなかった。だから、この二人は数少ない知っている歌手のうちの二人であり、この二人の音楽がどの程度評価されるものなのかはさっぱり分からない。ま、そんなことはどうでもいいか)
岡村靖幸といえば、なんといっても、アルバム「家庭教師」。日本最高のアルバムといっていいだろう(繰り返し言うが、私はあまり音楽に詳しくない)。しばらく活動をやめていたのだが、昨年だったかな、10年ぶりくらいでアルバムを出し、それを1年遅れで知った私は、即購入した。感想は・・・、いやーやっぱり、岡村さん最高! という出来であった(繰り返し・・・、もう言わない)。で、ライブやらないかなー、とひそかに思っていたんだけど、先日、「岡村靖幸」でネットで検索したら、岡村さん、覚醒剤でつかまってたんだね。この春くらいに。
はやく活動再開してほしいな。太ったニュー岡村ちゃんの雄姿を見せてよ。
それから、岡村靖幸が本を出してて、半年ほど前に読んだ。題名は「純愛カウンセリング」。題名からして笑っちゃうけど(岡村さんはファンクで純愛を歌うと言われている??)、対談集であるこの本で、一番最初に登場するのがなんと、岸田秀氏。あの「ものぐさ精神分析」の。いやいや、岸田秀の同書は私にとって最も忘れられない本で、氏の提唱する「唯幻論」は、私の血となり肉となっている。岡村さんも、二十歳くらいのとき、「ものぐさ精神分析」を読んで「救われた」と言ってたのがものすごく印象に残った。それから、岡村さんが「手練手管」という言葉を連発しているのに笑った。岡村さんらしいというか。「手管」って、下ネタだけど、女性が男性のアレをしごくときの手の様子を示す言葉なんだよな。岡村さん、知ってか知らずか。