明日は衆院選

衆院選に向けて、各党の代表が集まって議論する番組が多く企画され、テレビで放送された。そのうちいくつかを見て思ったことがあるので、今日はそのことについて書きたい。
自民から除名された例の郵政民営化反対派によって結成された国民新党新党日本の態度に違和感を感じた。というのも、彼らが自民党から離党した理由は、郵政民営化に反対したというただ一点のみである。その他の政策については基本的に自民党に合意していたのではないのか? であるから自民党にいたのではないか?
ところが彼らの主張に耳を傾けていると、自民党の政策に対して、ほぼ完全に真っ向から対立したことを言っているように聞こえた。それだけ反対のことを考えていたのならば、なぜ自民党にいたのか? 民主党にでも入っていればよかったのだ。民主党でダメならば、それこそ新党を結成しておけばよかったのだ。彼らは小泉首相に感謝すべきである。彼らは自分の考えとはまるっきり違う自民党に身を寄せながら、自民党から離党できない、単に優柔不断な人たちだったんだ。今回の件で自民党を離党し、自分の考えを思い切り主張できるようになった。
先の報道で彼らが言うべきは、「郵政に反対しただけで離党なんて、そんなひどいことが許されますか?」的論調でなく、「小泉首相の英断のおかげで自民党を離党し、自分の考えを存分に主張できるようになりました。小泉首相ありがとう」こう言うべきだった。