宮崎駿

先日、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』をDVDで観た。劇場上映時に観て以来だったので、久しぶりだ。
感想。いまいち。
先日、海外のなんとか賞(スピルバーグ監督やフェリーニ監督など名だたる監督が受賞してきた非常に名誉ある賞らしい)を受賞したばかりの、宮崎駿氏だが、はっきりいって彼の映画は面白くなくなった。
未来少年コナン』と『ルパン三世 カリオストロの城』が、私にとって宮崎駿作品のベストだ。単純明快に面白く、メッセージも明快。子どもから大人から十分楽しめる。
最近の宮崎駿の映画は、あれを子どもが見て楽しめるのか、はなはだ疑問。おじいちゃんからおっちゃんくらいの年代で、人生にすこし疲れた人たちのための映画と化している気がする。
あれは観客を選んでいる映画だ。わかる奴だけわかりゃいいんだ。という、高慢ちきな作り手の声が聞こえてきそうだ。
ハッピーな人がよりハッピーに、そうでないひともハッピーにするような映画を宮崎駿にもう一度作ってもらいたい。スカッとする映画を、もう一度。宮崎駿さん、たのんます。