健全な青少年の育成

最近重たい話が続いていて疲れた。軽い話、軽い話。
昨日、私の5歳の息子、じゅんが口ずさむ言葉を聞いて、固まってしまった。彼はこう言っていた。「ニュースじゃ、やばいニュースばっか♪ 誰かが少女を連れ去ったってさ♪ ベイビーなんて事件だ♪ ベイビーなんて世の中だ♪」確かにこう口ずさんでいた。「あちゃー、やべえなー」こう思った。この歌詞は明らかに、岡村靖幸のあの曲だ。
『セッション(Zepp Tokyo)』(モン・シロ [Maxi]、岡村靖幸)より
(以下、冒頭の歌詞の引用)
  朝8時半に俺が起きたとき やばい予感がちょっぴりしたぜ
  ニュースじゃやばいニュースばっか 誰かが少女を連れ去ったってさ
  babyなんて事件だ babyなんて世の中だ 女は自分の実力で獲得しろ
  さらっちまうようじゃ最悪だぜ そんな青春最悪だぜ
(以上引用終わり)
この曲は、モン・シロ [Maxi]というシングルに所収されており、アルバム『Me-imi』とともにMDに録音した。このMDは、私の車の中で、かなりの期間ヘビーローテーションとして君臨している(今でも)。だから、じゅんが覚えて口ずさんだとしても、全然不思議じゃない。
だが、あまりに歌詞がふさわしくない。正直、先ほどのフレーズに続いて、「女は自分の実力で獲得しろ」と口ずさむかどうかドキドキした。結局しなかったのだが、ホッとしたようながっかりしたような妙な気分だった。
しかし、『Me-imi』には、他にも刺激の強い歌詞がいっぱいある。一例をあげれば、
(『5!モンキー』から引用)
  合唱部の部長さん おっさんも魅了しちゃう
  学校では理論派 高慢ちきgirl
  オッケー デート 直接手と6000円でどう?
  インテリジェンスの反動で見よう見まねで声掛ける ah(引用終わり)
(『モン・シロ』から引用)
  モン・シロみたく直接 花の襞に密接したいな
  おいしいもんみたら即決 力の限り 今飛び越える(引用終わり)
いつか、じゅんが、歌詞を完全にソラで覚えてしまい、その意味を問われたらどうしよう。いや、それよりも、4歳の娘のみーちゃんが、「モン・シロみたく直接 花の襞に密接したいな」なんて言ったらどうしよう。あわわわ
ま、そんなこと考えても仕方ない。そのときはそのとき。あらためるつもりが全くない私なのでした。