「あいつは長生きするわ」

どんなときでも、自分を失わない心的状況とは、果たして構築可能であろうか?
ヤワな心のまんまじゃ、人生を十全に生きることが出来ないのではないか。
答えは宗教にしか求められなさそうだが、それで結局、喜怒哀楽の極端に少ない、ほとけさまみたいなひとになっちゃ、意味無い。
私が求める答えは、現実世界に密着して生きつつ、どんな状況にも耐えうる心性だ。
「あいつは長生きするわ」という表現があるが、すごい含蓄のあるコトバだと思う。イメージとしては、何があっても、自分は特別。自分は常に正しく、他人も自分を認めているとしか考えられない人を指す言葉。つまり、あまりいい意味の言葉ではない。
しかしなぜか、このコトバから突破口が開けるような気がする。ちょっと、深く考えてみたいコトバである。