早朝か夜か

最近巷には本が溢れ、さまざまな情報が行き交っている。そこには流行みたいなのもあって、今日書くのは、「朝、早く起きて仕事をしたほうがよい。早起きで効率化」みたいな主張について。
『朝2時起きでなんでもできる』だとか『朝10時までに仕事は終わらせる』みたいな本を目にしたことがある。読んだ本もあれば読まなかった本もあるが、一貫して主張しているのは、
・朝起きたときは頭がすっきりしていて、非常に効率が良い。夜やるのに比べたら、2〜3倍のスピードで仕事がはかどる
という、早朝万能説である。「いや、夜のほうがはかどる」という反論の本が出てこないので(少なくとも私は知らない)、多分この主張は、ある程度的を射ているのであろう。
朝2時というのは、実践してみようと思わないが、このテの本に触発されて、かつて、4時起きだとか、5時起きだとかに挑戦したことがある。そのとき感じたのは、「静かで、確かにはかどるかも知れないが、夜の2〜3倍ってのはあまりに誇張だな。そんなに差はない」ということと、「無理に早起きすると、6時ごろ強烈に眠くなる。ここで歯を食いしばって、仕事に向かうのがすごい苦痛だ」ということ。さらに、「朝起きてすぐ、頭がすっきりしているというよりは、眠くてボーっとしている」ということ。これらが実感であった。
だから続きませんでした。やっぱり夜やったほうがいい。
でも、今、この文章を書いているのは、朝5時半くらいです。起きたのは5時ごろ。毎朝5時に起きるのはつらいけど、日替わりで、例えば今日は5時起き、明日は6時起き、その次はまた5時起き・・・、みたいな感じで続けたらつらくないんじゃないかな、と、ふと思ったから。実験している訳です。さて、どうでしょうか。